アンダーザライト社名の由来‐「一隅を照らす」 感動した☆読んで欲しいな☆
カテゴリー:ヨガブログ
投稿日時:2012年12月19日

いつもお世話になっている大好きなヨガスタジオアンダーザライト。

ヨガアライアンス実績No.1
[UNDER THE LIGHT YOGA SCHOOL]
http://www.underthelight.jp

アンダーザライトの由来は何ですか?という質問の
返信を社長である倉持さんが、スタッフ、講師やセラピストの方に
シェアして下さり、それをお願いしてブログにシェアさせてもらうことに。

ジーンとしました。読んでくれはったら嬉しいです♡愛

アンダーザライト社名の由来‐「一隅を照らす」

アンダーザライト ヨガスクール(UTL)の創業にあたり、2006年6月頃に渋谷にあった飲み屋、
ノルブリンカで作戦会議をしていた時のことです。ちなみに、ノルブリンカは、
ラーメンズ・片桐仁さんの出ていたドラマ、1分半劇場『根津サンセットカフェ』の撮影現場です。

店内はギャラリースペースがあって、絵を販売していました。そのなかに、
ほっこりした電球の絵があったのですが、そのタイトルが「灯りの下で」というものでした。
UTLのロゴのもともとのイメージは、その電球から来ています。その絵を見た時に、
数年前にお会いした松下政経塾出身の小田全宏さんの言葉を思い出し、私のなかで何かがつながりました。

それが「一隅(いちぐう)を照らす」です。

伝教大師、最澄は山家集の中で「一隅を照らす者これ国家なり」という言葉を綴っています。
どんなに頑張ってみても私たちの日本、ましてや地球を救うことはできません。
でも、自分が精一杯に一隅を照らすことができたら、世の中もっともっと素晴らしくなると思います。

小田さんは、私にこの言葉の意味を教えてくださるとともに、
マザー・テレサの次の逸話を話してくれました。

「マザー・テレサへの質問」
かつてある新聞記者がマザー・テレサにこんな質問をしたそうです。
「あなたがたったいま死にかけている人を助けて何になるのですか?

この人は必ず死ぬのですから、そんなことをしても
世の中は変わらないのではないのですか」と。

マザー・テレサは毅然としてこう答えられました。
「私たちは社会を変えようとしているのではありません。

いま、目の前に餓えている人がいたら、その人の餓えを満たしてあげる。
ただそれだけでいいのです。

確かに、そのこと自体で世の中は変わらないでしょう。

でも、目の前に渇いている人がいれば、
その渇きを満たすために私たちはそのいのちに仕えていくのです」
彼女は別の場所ではこうも言っています。

「私たちのやっていることは僅かな一滴を大海に投じているようなものです。
ただ、その一滴なくしてこの大海原はないのです」。

人は「インドで僅か十人、二十人の親のない子供たちを助けてどうなるのですか。
世界にはもっとたくさんの孤児がいるのに」と言うかもしれません。
しかし、目の前で「寂しい」と泣いている子供たちがいるのです。
それは私たちにとってかけがえのないいのちであり、自分自身なのです。
そのいのちをそっと抱きしめてあげるだけでよいのです。

ボランティアとは、自発的に無償で他に奉仕することを意味するのですが、
その奥には「人間は他のいのちに仕えるとき、自分のいのちが最も輝く」という、
生命の法則を実践で知ることに意味があると思います。

泣きました。

恥ずかしながら、私は小田さんの前で涙をこらえることができませんでした。
自分自身が仕事について悩んでいる時期でしたが、何かスッと心が晴れた思いがしました。
大きなことを成したいが、なかなか上手くいかない。

でも、まずはいま自分ができる小さなことを全力でやろう、そう思うことができたのです。

「一隅を照らす」とマザー・テレサの言葉。

自分自身が「一隅を照らす」存在となり、さらには「一隅を照らす」仲間をたくさん集める、
そんなイメージができあがりました。志なかばですが、
あっという間に会社をはじめて8年目、UTLも7年目です。はやいなぁ。

最後に、天台宗ホームページの「一隅を照らす」についての解説を紹介します。

「一隅を照らす」という言葉は、比叡山を開かれた伝教大師・最澄(でんぎょうだいし・さいちょう
767-822)の著書『天台法華宗年分学生式(てんだいほっけしゅうねんぶんがくしょうしき=山家学生式)』より出典したものです。

『山家学生式(さんげがくしょうしき)』は、伝教大師が日本天台宗を開かれるに当たり、
人々を幸せへと導くために「一隅を照らす国宝的人材」を養成したいと、熱意をこめて著述されたものです。

「径寸(けいすん)十枚これ国宝に非ず、一隅を照らすこれ則ち国宝なり」。
「径寸」とは金銀財宝のことで、「一隅」とは今あなたのいるその場所のことです。

お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、
精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝である。
一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていく。
自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていこう。「人の心の痛みがわかる人」
「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝である。

そうおっしゃっています。

そして、そういう心豊かな人が集まれば、明るい社会が実現します。

「一隅を照らす運動」は、伝教大師のご精神を現代に生かし、
一人ひとりが自らの心を高めて豊かな人間になり、明るい社会を築いていこうということを目的に、
1969年(*倉持誕生年)より始まりました。

あなたが、あなたの置かれている場所や立場で、ベストを尽くして照らして下さい。
あなたが光れば、あなたのお隣も光ります。町や社会が光ります。
小さな光が集まって、日本を、世界を、やがて地球を照らします。

一隅を照らして下さい。

☆UTLは天台宗とは個人的にも会社的にも関係はありません。

小林愛HP http://lovemana.net/
ツィッター http://twitter.com/lovemananet

アーカイブ
ページトップへ